Local Co-Creation Project in 紀の川 2022

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【共創キャンプ】10/28〜30で行われた共創キャンプの様子をご紹介します。

2022年10月28日〜30日で「共創キャンプ」を実施しました。

共創キャンプでは、全国から選抜されたクリエイターが紀の川市に訪れ、生産者自身の考えや農園を理解するためのフィールドワーク、紀の川市の直売所などの視察を行い、地域の魅力を発見したり生産者の課題を感じたりしながら、商品アイデアを磨いていきました。

チームの枠を超えて活発な意見交換もあり、新たな視点や考え方など多くの学びと気づきがあったと感じています。

最終日には生産者とクリエイターの7ペアが、共創キャンプを通して考えた事やコンセプトの方向性などの発表を行い、加工商品開発コンテストに向けてとても良い刺激を受けた有意義な共創キャンプであったと感じています。

 

3日間の流れとともに、キャンプの様子を簡単に紹介したいと思います。

 

 

【共創キャンプ3日間の流れと内容】

《共創キャンプ1日目》

1日目の日程は以下の通りです。

・生産者によるクリエイターお迎え

・オープニングセレモニー

・昼食(こかわやのお弁当)

・各農園のフィールドワーク

 

■生産者によるクリエイターお迎え

初日、参加クリエイターが和歌山県紀の川市に集結し、生産者と初めて対面。これから生産者×クリエイターによる「共創キャンプ」が始まります。

 

 

■オープニングセレモニー

オープニングセレモニーでは、3日間の流れの確認や、共創キャンプを行う意義についてを再確認しました。

 

 

■昼食

1日目の昼食は「こかわや」のお弁当を食べました。

紀の川市の食材に皆さん舌鼓を打っていました。

初対面で緊張気味だった距離感が、チームで昼食を取りながら談笑する事で縮まったように感じます。

 

■各農園のフィールドワーク

2チームに分かれ、各農園の視察を行いました。

生産に対する考えや思いの説明を聞きながら試作品を試食し、クリエイターからの活発な質疑応答もあり、理解を深めると共に商品アイデアを膨らませていました。

生産者からも、普段他の農園をこんなにじっくりと視察する事はなく、他の生産者の考えや思いを聞けて大変勉強になったといった感想もあり、フィールドワークでは生産者同士の相互理解も深めることができたのでは無いかと考えています。

 

 

【1日目のまとめ】

共創キャンプ1日目は、生産者やクリエイターが相互理解するためのフィールドワークをメインに行いました。

フィールドワークを終えてみて、クリエイターの皆さんの感想を一部ご紹介いたします。

・文字や写真で事前に情報は知っていたが、実際に農園に訪れてみないと分からない事が多くフィールドワークをして本当に良かったと感じている。

・商品イメージをある程度考えながらこの共創キャンプに参加したが、実際に農園を訪れて考え方が大きく変わった。もっと生産者の思い部分から商品設計をしなければならないと大きな気づきと学びがあった。

・紀の川市にはこれだけレベルの高い生産者が多いのだと感心した。クリエイターとしてモチベーションが上がったとともに、良い商品開発をしていきたいと思った。

・現地に訪れた事で今まで自分は知っているようで何も知らなかったんだと気付かされた。同時に、クリエイターと生産者のギャップがあるとも感じたので、そのズレが合致すると各地域で良い商品が生まれる気がした。

 

クリエイターの皆さんからは総じて、現地を訪れて本当に良かった。現地を訪れたからこその気づきや学び、新たに感じた価値観があった。と感想をいただきました。

商品アイデアをよりブラッシュアップするためにも、フィールドワークは重要だったと感じています。

 

 

《共創キャンプ2日目》

2日目の日程は以下の通りです。

・JA紀の里 めっけもん市場の視察

・観音山フルーツガーデンの視察

・Pain・de・Panier(パンドパニエ)視察&昼食

・クリエイションタイム

 

■JA紀の里 めっけもん広場の視察

共創キャンプ2日目の最初は、全国でも上位の売り上げを誇る直売所、JA紀の里めっけもん広場を視察しました。

店長から店舗や取り組みの説明を受け、実際にめっけもん広場を各チームでまわりました。

旬の美味しい野菜や果物などの地場産品を豊富に取り揃えており、どんな商品が並べられているのか見て聞いて感じていました。

売れ筋商品の要因や、県外から多くのお客様が買いに来る理由など、商品が置かれる可能性がある周辺施設を知る良い気づきがある視察でした。

 

 

■観音山フルーツガーデンの視察

観音山フルーツガーデンでは施設の見学と児玉会長のお話をお伺いし、みかん狩りの体験も行いました。

みかん狩りが初体験のクリエイターが多く、傾斜に苦戦しながらも楽しみつつ採れたてのみかんを味わっていました。

 

 

■Pain・de・Panier(パンドパニエ)視察&昼食

紀の川市西大井(旧打田町)で最も古い歴史を持つ喫茶店「雅園(がえん)」を改装して新オープンした「GAEN」を視察。地域コミュニティの場として世代を超えた交流の場作りをしていきたいという思いを伺いながら、昼食に備長炭のメロンパンや柿トーストを味わいました。

 

 

■クリエイションタイム

紀の川市役所に戻り、生産者とクリエイターによるクリエイションを行いました。

13時〜20時があっという間に過ぎたとの意見が多く、内容の濃い打ち合わせを各チーム行っていました。

クリエイション中には、他のチームとの意見交換やブラッシュアップも活発に見られ、

全員で「共創」することで、新しい気づきや学びが多くある有意義な時間を過ごしていました。

 

 

【2日目のまとめ】

2日目は、前日のフィールドワークや視察などの交流を事前に行ったことで地域の理解とクリエイターと生産者の関係性が深くなっていたように感じます。そのため、クリエイションタイムでは、最初から活発な意見が飛び交い、質の高い意見交換や商品アイデアのブラッシュアップが出来ていたように思います。

また、クリエイションタイム後半ではチーム外での意見交換も活発に起きており、「共創」を感じる一面が多く見られました。加工開発コンテストではライバルになるものの、クリエイター、生産者全員が、紀の川市の魅力を最大限に活かした良い商品を作り上げたいという思いが強く伝わってきました。

まさに共創する事で起きた良い化学変化だと嬉しく感じています。

 

《共創キャンプ3日目》

3日目の日程は以下の通りです。

・クリエイションタイム

・アイデア発表会

 

■クリエイションタイム

3日目の午前中は2日目に引き続き、クリエイションを行いました。

アイデア発表会やその後の加工商品開発コンテストに向けて、今後の打ち合わせのスケジュールの調整などをメインに各チーム行っていました。

 

■アイデア発表会

3日間のまとめとして、アイデア発表会を行い進捗の報告を実施しました。

共創キャンプでの考えの変化や、コンセプトの方向性について各チームから発表を行いました。

会場でも積極的に意見が飛び交うなど、終始盛り上がりを見せた発表会となりました。

どのチームも着眼点の面白さがあり、みなさん2月の加工商品開発コンテストが非常に楽しみに感じていたことと思います。

 

 

【3日目のまとめ】

3日間という短期間で質の高い商品ブラッシュアップが出来たのは、フィールドワークを通して生産者とクリエイターが理解を深められたことが大きな要因だと感じています。

また、チーム外での活発な意見もあり、良い商品を作りたい、地域を面白くしたいという気概が非常に伝わってくる3日目でした。

 

【共創キャンプを終えてみて】

今回の共創キャンプの感想を生産者とクリエイターにお聞きすると、皆さんからとても充実したあっという間の時間だったというお言葉をいただきました。

これは、フィールドワーク、クリエイションを通して、お互いが理解を深められたからこそ出てきた本心だと感じています。

どちらかだけに頼るのではなく「共に創りあげる」からこそ活発な意見交換ができ、地域資源の強みが盛り込まれた良い商品アイデアが出てきたのではないかと考えています。

このように自分だけではなく、地域全体で盛り上がれる良い循環を作る事が、ひいては地域課題の解決につながっていくと考えております。

 

【今後の予定】

次回は2022年2月11日の加工商品開発コンテストです。

入賞作品が決定し実際に商品化を行い、来期に紀の川市の認定ブランド商品として販売されます。

随時コンテンツとSNSを更新予定ですので、皆さんぜひ楽しみにご覧ください。

 

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